今さら聞けない!ETCカードの作り方と全手順【完全版】

平成30年のETC利用率を見てみると、実に9割近い人がETCを利用しています。

これだけ高い普及率ですので、

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「これから買う車にETCを付けようと考えている」
「今乗っている車にETCが付いていないため取り付けたい」

という人の中にはETCについての知識がなく、恥ずかしいと感じている人も少なくないようです。

今回の記事では、今まったく知識がなくてもここで学べるように、ETCの情報や作り方を詳しくまとめました。

基本的な情報からETC2.0などの新しい情報までありますので、この機会に人に教えられるぐらいの知識を身につけてしまいましょう。

ETCとは?

ETCとは?

ETCとはElectronic Toll Collection Systemを略したもので、日本語にすると「自動料金収受システム」となります。1995年に国土交通省が研究・開発に着手し、6年後の2001年からサービスが開始されました。

車に取り付けられたETC車載器とそれに挿入されたETCカードが、有料道路の料金所にある設備と通信を行い、料金所で停止することなく料金を支払うことを可能にしたシステムです。

これにより、大幅に渋滞を緩和することができますし、ETCを使用しない場合と比べて割引のサービスもあるため、利用者もその恩恵を受けることができます。

ETCカードとは?

ETCカードは、高速道路などの有料道路にあるETCのゲートを通過するときに、自動で料金を支払ってくれるカードのことです。

このカードだけでも、料金所で手渡すことで通行料金の支払いはできますが、自動で利用する場合はETC車載器というものが必要になります。

簡単な見分け方として、カードに「ETC」と書かれたマークが入っているのを確認する方法があります。

ETCカードの支払いの仕組みは?

ETCカードはプリペイド式やチャージをして使うようなものではなく、クレジットカードと一緒に請求され、後払いで口座から引き落とされる形になります。

ETC車載器とは?

ETC車載器とは?

ETC車載器は、車種・車長・ナンバーなどの情報を登録し、ETCシステムと通信して、立ち止まることなく通行料金の支払いを可能にするものです。

ETC車載器には、必ずETCカードを差し込んだ状態でなければ使用できません。

カードはカチッと音がするまで奥まで差し込む必要があり、音声案内がある機種では「カードを認証しました」というような案内してくれます。

また、「カードを挿入してください」「カードが残っています」といったアナウンスをしてくれるものもありますので、差し忘れ・抜き忘れが気になる人はそういう機能がある機種を選ぶのをおすすめします。

ETC車載器にかかる費用には何がある?

ETC車載器にかかる費用は車載器本体、取り付け工賃、セットアップ料金の3つになります。

ETC車載器の本体価格はいくらぐらい?

カー用品店だと本体価格は7,000円台~50,000円台と幅広いです。

高い価格帯のものはほとんどがETC2.0対応のものになっています。安いものでもETCとしての機能は問題ありませんから、無理に高い機種を選ぶ必要はありません。

ネットショッピングだと、5,000円台のものもありますが、取り付け工賃やセットアップ料金のことも考えて買う必要があります。

ETC2.0とは?普通のETCと何が違う?

ETC2.0は従来のETCシステムに加えて、様々なサービス・機能が追加された新たなETCシステムです。

首都圏の圏央道の料金水準が約2割引になったり、高度道路交通システム(ITS)から渋滞や運転時の注意情報などが配信されます。

今後も次々にサービスの追加が予定されており、高速道路からの一時退出が可能となったり、渋滞を避けるルートを通ると割引が受けられたり、物流会社に対して急ハンドル・急ブレーキなどの情報を提供し、運行をサポートする仕組みなどが提供されることとなっています。

ETC2.0の普及率はまだまだですが、今後が期待されるサービスです。

ETCの取り付け工賃はいくらぐらい?

カー用品店での取り付け工賃は、5,000円前後が相場となっています。

ただし、これはその店で購入した場合の値段になりますので、持ち込みだと少し割高の8,000円ほどになります。この点を考慮して、別の場所で買うかどうかを検討するようにしましょう。

ETC車載器のセットアップとは?

セットアップとはETC車載器に車のナンバー、車体の長さなどの情報を登録する作業のことです。

セットアップをしなければETCのゲートが開かなかったり、料金が正しく請求されなかったりといった不具合が出てくるため、必ずやってもらう必要があります。

セットアップは自分ではできない

セットアップは誰でも簡単にできるものではなく、基本的には「道路システム高度化推進機構(ORSE)」というところに認定された専門店でなければ行えません。

個人で認定を受けようと思うと高額な費用がかかりますので、専門店でやってもらうようにしましょう。

セットアップ料金はいくらぐらい?

カー用品店でのセットアップ料金は、3,000円前後が相場になっています。

ETC2.0に対応している機種だと少し料金が高くなります。再セットアップの場合も料金は同じで、時間は1時間半〜2時間くらいあれば終わります。

車載器本体をネットショッピングなどで購入する場合は、ETC車載器を取り付ける予定の車の車検証コピーを送ることで、セットアップの終わった状態のETC車載器が届きます。

ただし、取り付けは自分で行うか、カー用品店などに持ち込みでの取り付けになります。

このときの取付工賃は割高になりますので、結果的にあまり安くならない場合があります。ネットショッピングで買うときは、自分で取り付けする前提で買ったほうがいいでしょう。

ETC車載器の合計費用はどのくらい?

車載器にはピンからキリまで値段の幅がありますが、本体代を10,000円のものを買ったとして、工賃・セットアップ料金を合わせると18,000円ほどということになります。

ETC車載器にかかる合計費用をもっと安くする方法はある?

ETCはそんなに頻繁に利用するものではないという人も多いかと思います。そんな人はなるべく安く済ませたいと思うかもしれません。

安くするポイントは「本体を安く手に入れること」と「車載器を自分で取り付けること」です。セットアップ料金は必ず必要になりますので、この2つをなるべく安く済ませましょう。

車載器本体を安くする方法に関しては、知人に譲ってもらったり、インターネットオークションなどで安く手に入れる方法などがあります。譲り受けた品や中古の品でもセットアップは必要ですので必ず専門店で設定してもらいましょう。

車載器本体を自分で取り付けるのはそれほど難しいことではありませんが、取り付けの仕方が悪いと電波不良などからETCシステムが作動しない恐れがありますので、慎重に行いましょう。

中古のものだと取り付け説明書があるものがベストですが、入手前に型番などがわかるなら、インターネットで説明書を閲覧できるものもありますので有効活用しましょう。

工賃・セットアップ料金込みの新品を買うのもおすすめです。

中古ほど安くはなりませんが、カー用品店などで新品で工賃・セットアップ料金込みで安く売り出しているところもあるので、そういうものも狙い目です。

これだと安いもので10,000円~15,000円のものもあります。安さ重視だけど中古は嫌だという場合にはおすすめです。

ETCの割引

ETCの割引

一般的に言われているETCの割引は、NEXCO東日本/中日本/西日本が管理する地方部の高速道路での割引のことです。東京・大阪近郊と一部区間はこの割引の対象から外れますので、事前に確認が必要です。

主な割引を3つ紹介します。

1.休日割引

この休日割引を一番利用する人が多いのではないでしょうか。

土日・祝日に、前述のNEXCO3社が管理する割引対象道路(一部除く)をETC利用で通行すると、通常料金から最大30%割引されます。

ただし、この割引に関しては中型・大型・特大車は対象外となります。

2.深夜割引

0時~4時の間に、NEXCO3社が管理する割引対象道路(一部除く)をETC利用で通行すると、通常料金から最大30%割引されます。

割引の適用条件となる日時の判定は、料金所の入口または出口の通過時刻で判定となっています。走行距離や割引適用回数の制限はありません。

3.平日朝夕割引

平日朝夕割引は他の割引と比べると少し複雑になっています。割引を受けるには事前に準備が必要となりますので、次の手順を参考にしてください。

ETCマイレージサービスを事前に登録しておく

理由は後述しますが、ETCマイレージサービスを登録しなければ割引を受けることはできません。

対象の条件でETC無線通行する

割引対象区間にて、平日の朝6〜9時、平日の夕方17〜20時に入口または出口料金所をETCシステムを使用して通過すると、割引が適用されます。

1ヵ月の利用回数を確認する

利用回数が1〜4回以内の場合は割引の対象になりません。

5〜9回が約30%の割引、10回以上が約50%の割引で、最大100km相当分の割引になります。このため、通勤に利用するなど頻繁に高速道路を通る人に対してお得な割引になっています。

利用月の翌月20日にマイレージサービスに還元

通行料金が直接安くなるわけではなく、通過時は通常料金を支払うことになります。後日、マイレージとして還元されます。

ETCマイレージサービスに登録をしなくてはならないのはこの理由からです。当日それぞれの時間帯につき1回が対象で、2回目以降は割引がありません。

それから、例えば休日の朝夕や深夜に通行する場合など、この3つのうち複数の割引条件を満たすときでも、割引率の重複はなく最もお得な割引率が適用されます。

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他にも期間限定で、特定の地域で乗り放題になる「観光フリーパス」などの割引もあり、その地域に旅行予定がある場合に大変お得なものがありますので、興味があるならNEXCOのサイトを定期的にチェックすると良いでしょう。

ETCの利用方法

ETCの利用方法

ETCの利用に必要なものは何?

ETCの利用に必要なものは、セットアップ済みのETC車載器と、ETCカードの2つです。

車載器は車に取り付けられているものなので問題ありませんが、ETCカードは忘れやすいため、いざというときに困らないように携帯方法に気をつける必要があります。

ETC料金所の通過方法

  1. 事前にETC車載器にETCカードを挿入しておく
  2. 高速道路の料金所でETC専用と表示のあるレーンにスピードを落としながら入る
  3. 通信が行われ、表示器に通過情報が出て、バーが上がるので止まらずに通過する
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ETCカードの使用前に有効期限を確認しておきましょう。安全のため車から降りるときにはETCカードを抜き取っておきましょう。

利用料金の明細は?領収書はもらえる?

利用料金の請求は各カード会社の支払い方法によりますが、基本的には登録した口座からの支払いになります。明細についても郵送で届くか、Webで確認できるようになっています。

またその他にも、特定のサービスエリアでもETCの利用情報が印刷可能な「ETC利用履歴発行プリンター」が設置してあります。

ETCカードを差し込むことで、レシートのようなものが発行されます。ただし、そのサービスエリアまでの区間はまだ出口を通過しておらず、料金が確定していないため印刷されません。以下のサイトから設置場所を探せます。

ETC利用履歴発行プリンター

ETCカードは大きく分けて3種類

ETCカードは大きく分けて3種類

1.分離型

1.分離型

現在最も広く普及しているタイプがこの分離型です。

通常ETCカードを作るときには、クレジットカードの付帯カードとして作りますが、中にはクレジットカードとETCカードが一体となっているカードもあります。

分離型はカードが別々になっており、用途を分けて使える反面、財布の中でかさばるというデメリットもあります。

2.一体型

2.一体型

分離型は一体型と比べると、クレジットカード機能もETCカード機能も両方備わっており、便利ですがその分危険性は高く、取り扱いに注意が必要です。

一体型の見分け方としては、ETC専用カードと同様に「ETC」のロゴが入っていることに加え、国際ブランド(JCB・VISA・Mastercardなど)のマークも入っていることです。

しかし、分離型のほうが普及しているためか、一体型を提供するカード会社は次第に減ってきています。どうしても一体型がいいという人は今のうちに作っておいたほうがいいかもしれません。

一体型を提供しているカードには「ETC/JCBカード」や、「イオン E-NEXCO pass カード」などのイオンカードの一体型クレジットカード、「ロードサービスVISAカード」などがあります。

クレジットカード会社の選び方は?

まずはクレジットカード会社を選びましょう。ETCカードに関しては会社によって違いがあるわけではないので、重視するのはクレジットカードの機能になります。

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ポイント還元率や、よく利用する店の特典がついたものなど、好みやライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

ETCカードは申し込みから何日ぐらいで手に入る?

クレジットカードは申し込みから1~2週間で届くことがほとんどで、ETCカードのほうがクレジットカードよりも早く届く場合もあります。カード会社によっては当日に入手できるものもあります。

クレジットカード分離型・一体型のETCカードの作り方は?

すでにクレジットカードを持っている場合はそのカードの公式サイトから追加で申し込むだけです。

クレジットカードを持っていない場合の申し込み方法は分離型でも一体型でもほぼ同じで、インターネットやスマートフォンから申し込む方法が簡単です。

実際の申し込みでは、申し込む人の名前・住所・家族構成などの情報を入力していきます。勤めている会社や学校の情報がわかるものを用意して入力していきます。

以下はETC/JCBカードの一般カードの(ドライバーズプラスコース)申込画面になります。

クレジットカード分離型・一体型のETCカードの作り方は?

情報を入力していくと、以下のようにETCカードを申し込むかどうかチェックをする欄がありますので、チェックをするだけで簡単に申し込めます。

一体型はもともとETC機能がありますので、チェックするところはありません。どのクレジットカード会社でも基本的には同じような申し込み方法となっています。

クレジットカード分離型・一体型のETCカードの作り方は?

3.ETCパーソナルカード

クレジットカードを作りたくない、与信審査を通らないため作れない、ブラックなどの理由で作れない人におすすめなのがETCパーソナルカードです。

このETCカードは、クレジットカードのようにポイントの付与はありませんが、与信審査がなく例えブラックであっても作ることができます

あまり聞き慣れないカードかもしれませんが、それだけクレジットカード付帯のETCカードが普及しているということです。

  • 西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)
  • 東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)
  • 中高速道路株式会社(NEXCO中日本)
  • 首都高速道路株式会社
  • 阪神高速道路株式会社
  • 本州四国連絡高速道路株式会社

の6会社が共同で発行しているETCカードですので、危険性はありません。

ETCパーソナルカードのメリット・デメリットは?

審査がない代わりに、デポジットという保証金を最低20,000円預ける必要があり、利用金額に応じてその額は増えていきます。

頻繁に利用する人にとっては、この高額なデポジットが大きなデメリットとなるでしょう。ですが逆に言えば、審査がなくても最低額20,000円で持てるというのは、人によってはメリットになります。

またデポジットの80%が利用限度額となっており、それを超えてしまうとカードが即座に停止されてしまうため、使用に注意が必要なカードとなっています。

ETCパーソナルカードの作り方

ETCパーソナルカードはインターネットからは申し込むことは出来ません。

申し込み用紙はサービスエリアのインフォメーションなどに置いてありますが、電話で取り寄せることもできます。事務局に電話をすると、「ETCパーソナルカード申込書」と「ETCマイレージサービス申込書」が送られてきます。

ETCパーソナルカード事務局:TEL 044-870-7333
(土日、祝日、年末年始除く9:00~17:00)
ETCパーソナルカードの作り方

上記の緑枠で囲まれた部分を、1から5まで順に記入していきます。

1.申込者本人の自署で日付・名前・性別・生年月日・住所・電話番号・勤務先(学校名)を記入します。

2.申込者が未成年の場合において親権者が記入します。

成人済みの場合は記入する必要はありません。また、親権者と未成年者の関係を証明するために、親権者の本人確認書類(続柄明記の住民票の写しなど)も必要となります。

3.月の平均利用予定金額を選び、その4倍の金額がデポジットになりますのでチェックします。

デポジットが20,000円の場合の注意書きをよく読んでから決めましょう。

額が多すぎても、預ける金額が多くなってしまいますし、少なすぎてもすぐに限度額を超えてしまうため、実際に利用する妥当な額を選ぶのがポイントです。

一度預けたデポジットは解約まで戻ってきませんので慎重に選びましょう。

4.ETCパーソナルカードでの高速道路の通行料金を支払う口座を記入します。

ゆうちょ銀行またはゆうちょ銀行以外の金融機関のどれかひとつを選んでください。両方記入した場合は受付拒否されてしまいますので注意しましょう。

5.再度、4で記入した金融機関を書き、そのお届け印を押印します。

お届け印が間違っていた場合、再提出となりますので間違えないようにしましょう。

すべての項目に記入が終わったのを確認し、左上の貼り付け欄に運転免許証のコピーを貼り付け、巻末の封筒で郵送します。

写しの部分は控えになっていますので、自分で保管しておきましょう。

申込書郵送からカードが届くまでの期間

申込書を郵送し、内容に問題がなければデポジットの振替用紙が届きます。郵便局やコンビニで入金しましょう。

デポジットの入金確認後、約2週間でETCパーソナルカードが郵送されてきます。カードは届いたときから使えます。

最初の電話での申込書郵送からカードが届くまでは1ヵ月ほどかかるため、ETC車載器を購入する前など早めに申し込んでおくと無駄がありません。

ETCパーソナルカードにかかる費用と利用料金の支払い方法

カード発行月の翌月に年会費1,234円が請求され、以降毎年同様に請求されます。

利用料金は月末締め切りの、翌月27日に登録した口座からの支払いとなります。

利用明細は1ヵ月分が送られてきますので、しっかり利用した金額を把握しておくことが重要です。これにより、限度額を超えることを防止することができます。

ETCカードを解約するには?

ETCカードを解約するには?

ETCカードを解約する方法としては「クレジットカードとETCカードを両方解約」か「ETCカードのみを解約」のパターンがあります。これはカード会社によっても異なります。

どちらの場合も電話かWebサイトからの解約になります。これもカード会社によって手続きが異なる場合もありますので、問い合わせてみましょう。

また、カードの返却をしなければならない会社もあります。使わないとしても手続きが終わるまでは大切に保管するようにしてください。ETCパーソナルカードは、返却することになっていますので注意しましょう。

クレジットカード・ETCカードの処分について

返却の必要がなければ、カードをハサミなどでできるだけ細かく切って、何回かに分けて捨てましょう。

磁気ストライプ、ICチップ部分はもちろん、カード番号や名前も個人情報ですので、わからなくなるまで切ってください。有効期限が切れていても安心せず注意深く処分することです。

ETCカードの年会費が有料だから解約したい場合は

ETCカードの解約理由として、年会費が有料だと知らずに作ってしまった、あるいは無料だったのに有料になったから、ということがあるかもしれません。

年会費無料のETCカードは数多くあり、クレジットカードとともに良いものは次々と出ているので、これを機に新しいカードを作ってみるのもいいでしょう。

便利でお得なETCのサービス

便利でお得なETCのサービス

ETCには料金の割引以外にもさまざまなサービスがあります。

その中でも代表的なものは「ETCマイレージサービス」と「ETC利用照会サービス」です。ETCを利用するにあたってかなりお得なものとなっていますので、登録することをおすすめします。

ETCマイレージサービスとは?

ETCマイレージサービスは、飛行機のマイルのようなもので、高速道路等の通行料金の支払いに応じてポイントが貯まるサービスです。

貯まったポイントは高速道路の無料通行分と交換できます。また、平日朝夕割引も利用できるようになりますので、高速道路の利用頻度が多い人には必須と言えるでしょう。

このポイントはクレジットカードのポイントとは別のものですので、ETCを利用するだけでポイントが2重に貯まるということになります。しかも登録料や年会費などは一切かからないため、登録しておかなければ損です。

ETCマイレージサービス

ETC利用照会サービスとは?

ETC利用照会サービスは、過去15ヵ月間のETCを利用した通行料金を、インターネットなどから照会できるサービスです。

このサービスは、ETCパーソナルカードを利用している人や、事業などで明細が必要だという人に最適なサービスです。明細はPDFやCSVデータとしてダウンロードできたり、印刷できたりと何かと重宝するサービスになっています。

ETCカードに関するQ&A

ETCカードに関するQ&A
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「ETCカードは誰でも作れますか?」

会社員はもちろん、主婦、学生、個人事業主でも作れます。審査があるため、申込人が無職の場合は難しいでしょう。

年齢的なところでは、クレジットカードを作るには高校生以外の18歳以上、ETCパーソナルカードは16歳以上で、未成年者は親権者の同意があれば作ることが可能です。

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「すでにクレジットカードを持っていますが、他のクレジットカードを作る必要がありますか?」

ほとんどのクレジットカードは、付帯カードとしてETCカードが作れますので、新たにクレジットカードを作る必要はありません。

現在クレジットカードを持っているなら、まずはカード会社に問い合わせてみてください。

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「インターネットでの手続きがよくわからないのですが?」

現在はインターネットでの手続きが主流になっていますが、中にはスマホやパソコンの操作が苦手な人もいるかも知れません。そういう場合は郵送での申し込みも可能ですので、電話で申込書を郵送してもらいましょう。

また、カード会社にこだわりがないのであれば、イオンカードやセゾンカードなどで、店頭での申し込みもできるようになっています。

この場合、他の手続きよりもカードを早く受け取れるという利点もありますのでおすすめです。運転免許証や健康保険証などの身分証明書と、振替口座の通帳、お届け印を持参して行きましょう。

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「ETCカードは自分名義の車以外でも使用できますか?」

ETC車載器にはセットアップで情報を登録しますが、ETCカードは誰のカードでも使うことができます。

また逆に自分のカードも、他人の車やレンタカーなどで使えます。ただし、当然ですが請求先はカードの名義人に対してのものとなり、また名義人が同乗していないと利用規約違反となりますので注意が必要です。

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「ETCのゲートがない料金所では使えませんか?割引はどうなりますか?」

ETCのゲートがない場合、当然ながらETCの自動支払いはできませんが、料金所でETCカードを渡すことで支払いが可能です。

その際ETCの割引は受けられませんが、逆に誤って一般レーンに入ってしまった場合でも、ETC車載器やカードがあることを確認してもらえば割引は受けられます。

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「どのクレジットカードを選べばいいのかわかりません。」

よく利用する店での割引やポイント還元率、よく利用するガソリンスタンドなど、自分のライフスタイルに合わせて好みで選びましょう。

どれもピンとこない場合は、ポイント還元率の高いカードを選ぶと無駄がなくて良いです。またはETCを購入した店で相談してみるのもいいでしょう。

まとめ

ETCについての知識を身につけることはできたでしょうか?

難しいと感じた場合でもETCに必要なものがわかっていれば、カー用品店で取り付けからセットアップまでやってもらえますし、新車を購入する場合はオプションで選べます。

店によってはETCカードの発行手続きもできるところがありますので、あとは割引の条件通りに料金所を通過すれば誰でもETCを簡単に利用できます。

今ETCを導入しようか迷っている人も、これを参考に高速道路をお得で快適に利用してください。


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