【保存版】2018年ETC料金割引サービス一覧

ETC割引といえば、一番よく知られて利用されているのは休日割引だと思いますが、他にもさまざまな種類の割引があります。

今回の記事では、その中でもあまり知られていない割引も合わせて詳しく紹介していきたいと思います。

知らずに損をしている場合もありますので、これを機に勉強してみましょう。

休日割引

休日割引

割引対象車種

普通車・軽自動車等(二輪車)限定になります。

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この割引については、車種が限定されていますので、自分が利用する車両が特殊な場合、対象かどうかを事前に確認しておきましょう。

軽自動車等(軽自動車、二輪自動車)

軽自動車と二輪自動車は「軽自動車等」と呼ばれ、同じグループとなり高速料金も同じになります。

二輪自動車は側車付きを含み、

  • 軽貨物自動車(4ナンバーの車両など)
  • 軽乗用自動車(5ナンバーの車両など)
  • 事業用軽貨物(いわゆる黒ナンバーの車両)

も休日割引の対象になります。

普通車(小型自動車、普通乗用自動車、トレーラー)

基本的にはよく言われる「普通車」と考えて問題ありません。特殊なものは小型自動車、トレーラーです。

小型自動車は、二輪自動車および側車付き二輪自動車を除きます。

トレーラーはけん引軽自動車と、被けん引自動車(1車軸)との連結車両が対象になります。

他にも対象となっているのは、

  • 小型貨物自動車(4ナンバーの車両)
  • 小型乗用自動車(5ナンバーまたは7ナンバーの車両)
  • 普通乗用自動車(3ナンバーの車両)
  • 事業用自動車(いわゆる緑ナンバーの車両)

が対象になります。

割引対象外車種

割引対象外になっている車種は、前述の対象車種以外と考えて問題ありませんが、以下を確認して使用する車が対象かどうかよく確認しておきましょう。

中型車

  • 普通貨物自動車
  • 車両総重量8t未満かつ最大積載量5t未満で3車軸以下のもの及び被けん引自動車を連結していないセミトレーラ用トラクターで2車軸のもの
マイクロバス
  • 乗車定員11人以上29人以下で車両総重量8t未満のもの
トレーラー
  • けん引軽自動車と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両及びけん引普通車と被けん引自動車(1車軸)との連結車両

大型車

  • 普通貨物自動車
  • 車両総重量8t以上又は最大積載量5t以上で3車軸以下、及び車両総重量25t以下
    ただし、「最遠軸距5.5m未満又は車長9m未満のものについては20t以下、最遠軸距5.5m以上7m未満で、車長が9m以上のもの」及び「最遠軸距が7m以上で車長9m以上11m未満のものについては22t以下」かつ4車軸
バス
  • 乗車定員30人以上又は車両総重量8t以上の路線バス及び車両総重量8t以上で、乗車定員29人以下かつ車長9m未満のもの
トレーラ
  • けん引普通車と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両、けん引中型車と被けん引自動車(1車軸)との連結車両及びけん引大型車(2車軸)と被けん引自動車(1車軸)との連結車両

特大車

  • 普通貨物自動車
  • 4車軸以上で、大型車に区分される普通貨物自動車以外のもの
トレーラ
  • けん引中型車と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両、けん引大型車と被けん引自動車との連結車両で車軸数の合計が4車軸以上のもの及び特大車がけん引する連結車両

大型特殊自動車

バス
  • 乗車定員30人以上のもの、または車両総重量8t以上で車長9m以上のもの(いずれも路線バスを除く)

それから、

  • 普通貨物自動車(1ナンバーの車両)
  • 普通乗合自動車(2ナンバーの車両)
  • 普通車と被けん引自動車との連結車両

なども対象外になります。

特種用途自動車(8ナンバーの車両)については、用途や規格で車種が区分されます。対象になるか対象外になるか、車検証を用意のうえ問い合わせておいたほうが良いでしょう。

これらの車両は休日割引は受けられませんが、深夜割引を利用するか、主に事業用となりますので「大口・多頻度割引」の対象となる可能性があります。

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利用額によっては、休日割引より高い割引率が適用されますので、そちらのほうがお得になります。

割引対象日

  • 土曜日・日曜日・祝日(終日)
  • 1月2日、1月3日
  • お盆(※)

お盆については、通常はお盆の特別な割引日はありませんが、渋滞対策のため平成30年8月11日(土・祝)、12日(日)の割引がなくなり、代わりに平成30年8月9日(木)、10日(金)が、平日ですが休日割引の対象日に変更されるということがありました。

今後も大型連休に、このように変更になる可能性がありますので、利用前に以下のサイトでチェックすることをおすすめします。

参考:ドラぷら「割引対象日カレンダー」

割引対象道路

  • NEXCO東日本
  • NEXCO中日本
  • NEXCO西日本

の3社が管理する地方部の高速道路および、

  • 宮城県道路公社の仙台松島道路

割引対象外道路

以下の東京近郊、大阪近郊と一部の区間については、割引対象外となりますので注意してください。

東京近郊

  • E1:東名高速(東京~厚木)
  • E1A:新東名高速(海老名南JCT~厚木南)
  • E4:東北道(川口JCT~加須)
  • E6:常磐道(三郷~谷田部)
  • E14:京葉道路
  • E16:横浜横須賀道路
  • E17:関越道(練馬~東松山)
  • E20:中央道(高井戸~八王子)
  • E51:東関東道(湾岸市川~成田)
  • E65:新空港道
  • E83:第三京浜道路
  • E83:横浜新道
  • C3:東京外環道
  • C4:圏央道(茅ヶ崎JCT ~久喜白岡JCT )
  • C4:新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT)
    ※藤沢ICから茅ヶ崎JCT間と圏央道を連続走行する場合、休日割引の対象外となります。

大阪近郊

  • E1:名神高速(大津~西宮)
  • E1A:新名神高速(城陽~八幡京田辺JCT、高槻JCT~川西)
  • E2A:中国道(中国吹田~西宮北)
  • E25:西名阪道(天理~松原)
  • E26:近畿道(吹田~松原)
  • E26:阪和道(松原~岸和田和泉)
  • E88: 京滋バイパス(瀬田東~久御山淀)
  • E89:第二京阪道路(巨椋池~門真JCT)
  • E90:堺泉北道路
  • E91:南阪奈道路

その他

第二神明道路、沖縄道、関門トンネルも休日割引の対象外となります。

割引率

一律、「30%割引」となっています。

割引適用条件

割引対象車種に該当する車両で、対象日、対象道路の条件を満たしたうえで、料金所のETCレーンをETC無線通信により走行します。

走行距離や割引回数の上限はありませんので、何度でも利用できます。

日付が切り替わる前後の走行については、乗ってから降りるまでの間に、土日・祝日が含まれていれば割引の対象になります。

具体的な例を見てみましょう。

土日祝のいずれかに高速道路に乗って、土日祝のいずれかの日に降りた

入口の料金所を土日祝に通過し、出口の料金所を土日祝に通過しているため割引対象になります。

平日に高速道路に乗って、土日祝のいずれかの日に降りた

入口の料金所を通過したのは平日ですが、出口の料金所を通過したのが土日祝なので割引対象になります。

土日祝のいずれかに高速道路に乗って、平日に降りた

入口の料金所を土日祝に通過しているので、出口の料金所を通過したのが平日であっても割引対象になります。

平日に高速道路に乗って、平日に降りた(月曜日に乗って火曜日に降りるなど)

入口の料金所を通過したのも、出口の料金所を通過したのも「土日祝を間に挟まない」平日であれば、割引対象外になります。

平日に高速道路に乗って、土日祝を間に挟んで平日に降りた(金曜日に乗って月曜日に降りるなど)

入口の料金所を通過したのも、出口の料金所を通過したのも平日ですが、間に土日祝が入っているため割引対象になります。

東京・大阪近郊を含む走行の場合はもう少し複雑になります。

東京・大阪近郊区間で、土日祝に高速道路に乗って土日祝に降りた

そもそも東京、大阪近郊が対象外道路のため、休日割引は適用されません。

平日に高速道路に乗って、東京・大阪近郊区間から地方部の道路を通り、土日祝に降りた

対象道路である地方部の道路の料金のみ、休日割引が適用されます。

深夜割引

割引対象車種

深夜割引は休日割引とは違い、すべての車種が対象になります。

割引対象日時

毎日0時~4時です。曜日の制限はありません。

すべての車種が対象ではありますが、時間が4時間と短いので、ほとんどのケースで狙って通る必要があります。ここが使いにくいところです。

割引対象道路

  • NEXCO東日本
  • NEXCO中日本
  • NEXCO西日本

の3社が管理する全国の高速道路および

  • 宮城県道路公社の仙台松島道路

割引対象外道路

  • 京葉道路
  • 第三京浜道路
  • 横浜新道
  • 横浜横須賀道路

割引率

一律30%割引となっています。

割引適用条件

対象道路において0時~4時の間に、料金所のETCレーンをETC無線通信により走行します。走行距離や割引回数の上限はありませんので、何度でも利用できます。

対象となる走行は、休日割引と同じような考え方で、入口料金所を通過してから出口料金所を通過するまでの時間に、0時~4時が含まれていればOKです。

具体的な例は以下のようになります。

0:30に高速道路に乗り、3:30に降りた

入口の料金所を0:30に通過し、出口の料金所を3:30に通過しており、どちらも適用時間内のため割引対象になります。

23:00に高速道路に乗り、2:00に降りた

入口の料金所を適用時間外の23:00に通過していますが、出口の料金所を適用時間内の2:00に通過しているため、割引対象になります。

2:00に高速道路に乗り、5:00に降りた

入口の料金所を適用時間内の2:00に通過していますので、出口の料金所を適用時間外の5:00に通過していますが、割引対象になります。

23:00に高速道路に乗り、5:00に降りた

入口の料金所を通過したのも、出口の料金所を通過したのも適用時間外ですが、間に適用時間が入っているため割引対象になります。

平日朝夕割引

平日朝夕割引

割引対象車種

すべての車種が対象となります。

割引対象日時

  • 平日の朝:6時~9時、または平日の夕方:17時~20時

祝日を除く月曜日~金曜日が対象になります。

ただし休日割引が平日に変更された場合は、その日は平日朝夕割引の対象にはならず、普通車・軽自動車等は休日割引の適用になります。

割引対象道路

  • NEXCO東日本
  • NEXCO中日本
  • NEXCO西日本

の3社が管理する地方部の高速道路および、

  • 宮城県道路公社の仙台松島道路

割引対象外道路

対象外の道路は、休日割引のものと同じですので、そちらを参考にしてください。

割引概要

この割引は、休日割引や深夜割引と違って、その場で割引されるわけではありません。

1ヵ月の利用回数に応じて割引率が決められ、後日に還元という形で割引されます。利用回数と還元率は以下のようになります。

  • 4回以下:割引の適用はなし
  • 5回~9回まで:利用料金の約30%分を還元(100km相当分まで)
  • 10回以上:利用料金の約50%分を還元(100km相当分まで)
5回以上利用しなければまったく割引は受けられないため、通勤時に利用するなど、ある程度頻繁に使う人でなければ意味のない割引です。

1ヵ月の利用回数が5回の場合は、1~5回までの走行が割引対象となり、10回の場合は1~10回までが対象となります。

また、還元額による利用も割引の対象になります。

割引適用条件

高速道路の入口料金所または出口料金所を、6時~9時または17時~20時の間に、ETC無線通信により通過します。

適用されるのは、朝夕それぞれ最初の1回のみで、2回以上はトータル回数にもカウントされません。

例えば、朝6時~9時の間に1回、夕方17時~20時の間に1回利用すると計2回としてカウントされます。

6時~9時の間に2回通過しても1回としてカウントされます。つまり、1日の最大数は2回になります。

注意点として休日割引や深夜割引と違って、走行に対象時間を含んでいても、割引対象にならない場合があります。

例えば、午後16時に入口料金所を通過して21時に出口料金所を通過した場合は適用になりません。

あくまで時間内に、どちらかの料金所を通過することが条件です。

18時に入口料金所を通過し、21時に出口料金所を通過する場合は割引対象になります。以下の例を参照してください。

6:30に入口料金所を通過し、8:30に出口料金所を通過

どちらも対象時間内のため割引対象になります。

5:30に入口料金所を通過し、8:00に出口料金所を通過

入口は対象時間より前ですが、出口料金所は対象時間内に通過しているため対象になります。

5:30に入口料金所を通過し、6:00に出口料金所を通過、さらに再度7:30に入口料金所を通過し、9:30に出口料金所を通過

1回目の走行に関しては割引対象になります。2回目の走行も時間内ですが、ひとつの時間帯で最初の1回のみですので対象外になります。

東京・大阪近郊で6:30に入口料金所を通過し、8:30に出口料金所を通過

東京、大阪近郊が対象外道路のため、割引は適用されません。

東京・大阪近郊で6:30に入口料金所を通過し、地方部の道路に乗り8:30に出口料金所を通過

東京・大阪近郊道路の料金は割引対象外で、地方部の道路は割引対象となります。

平日朝夕割引を利用する流れ

①ETCマイレージサービスに登録する

ETCマイレージサービスを登録しなければ、平日朝夕割引は受けられませんので、まずは登録します。

すでに登録している場合は必要ありません。また、ETCコーポレートカードを使用している場合は登録できないようになっています。

参考:「ETCマイレージサービス」

②平日の朝夕の時間に割引対象道路をETCにて走行

ETCマイレージサービスに登録したETCカードを使用して、平日の朝6時~9時、または夕方17時~20時の間に入口料金所か出口料金所をETC無線通信を使って通過します。

5回以上が割引対象になりますので、それ以上利用します。

③1ヵ月分の利用回数が集計されます。

自動的に、その月の1日から末日までの割引対象の利用回数が集計されます。

利用回数が5回~9回の場合は30%割引、10回以上の場合は50%割引となります。

④翌月の利用分に還元額が適用されます。

利用回数が5回以上に達していた場合、翌月20日に翌月利用分に対して割引が適用されます。

初月の利用分には割引されずに、翌月になるということです。使いきれなかった還元額は、なくなるまで繰り越されます。

還元額の計算方法

1,570円の走行を1ヵ月に10回行った場合の還元率は50%となりますので、1,570円に0.5を掛けて785円となります。

1円単位で端数が出た場合は四捨五入しますので、790円です。そして、1,570円から790円を引いた780円が走行1回あたりの還元額となります。

この場合は、10回走行していますので、7,800円が還元額として翌月に割り引かれる金額になります。

ETC2.0割引

ETC2.0割引

ごく限られた場所のみになりますが、ETC2.0を搭載した車両のみ利用できる割引で、対象区間は圏央道(茅ヶ崎JCT~海老名JCT、海老名~木更津JCT)、新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT)です。

この割引を利用するには、ETC2.0に対応したETC車載器とETC2.0のセットアップが必要になります。

ETCカードは従来のものでも使用できます。また、走行距離や割引の適用回数に上限はありませんので、何度でも利用できます。

割引される金額については、高速道路の普通区間の料金水準(普通車なら24.6円/km)の料金になります。

例えば、茅ヶ崎西~海老名間では普通のETCだと580円ですが、ETC2.0だと540円になります。

といってもよくわからないと思いますので、以下のサイトで対象区間のどこからどこまで乗るのかを、検索してみてください。ETC2.0の料金も表示されます。

参考:ドラぷら「高速料金・ルート検索」

注意点として、料金所の料金表示器やETC車載器(機能があるもののみ)には割引前の金額が表示されますが、カード会社には割引後の金額が請求されます。

また、利用時に一般レーンやETC/一般レーンを通過し、ETCカードを手渡しで精算する場合は、ETC2.0を搭載している旨を、料金所係員に伝えてください。

外環道迂回利用割引

外環道迂回利用割引

この割引は簡単に言うと、東京外環道を迂回利用した場合でも、1JCT間のみの迂回であれば、直行した場合と同じ通行料金となるように割り引くというサービスです。

一部では、首都高速道路の割引とも併用できます。

割引の適用条件

適用条件は、次の3つの条件をすべて満たして利用した場合になります。

①以下の首都高速道路の都心環状線内の出入口を発着すること

首都高速
  • 宝町
  • 京橋
  • 新富町
  • 銀座
  • 汐留
  • 芝公園
  • 飯倉
  • 霞が関
  • 代官町
  • 北の丸
  • 神田橋
  • 常盤橋
  • 八重洲
  • 丸の内
  • 呉服橋
  • 江戸橋
東京高速
  • 新橋
  • 土橋
  • 西銀座
  • 新京橋
  • 東銀座

②東京外環道を1JCT間のみ迂回利用して、以下の対象となる放射高速道路を利用すること

  • 東北道
  • 関越道
  • 常磐道
  • 首都高速埼玉大宮線
  • 東関東道
  • 京葉道路

③料金所をETC無線通信により通行すること

割引の対象とならない走行

以下のような場合には、割引対象とならないため、注意してください。

  • 1JCTを超えて迂回利用したとき
  • 発着が対象の出入り口ではないとき、対象の放射高速道路ではないとき
  • 美女木JCT~大泉JCT間のみを利用したとき

また、料金所で表示される料金や、ETC車載器に表示される(その機能があるもののみ)料金は、割引される前の料金になりますが、カード会社に請求される金額は割引後のものになります。

基本的には迂回分の料金がかからず、得をしているというよりは損をしないという内容になっています。

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首都高速道路については、普通の割引ですので、うまく併用することでお得に利用できます。

詳細な割引後料金は利用方法により異なりますので、以下から確認してください。

参考:「外環道の割引後料金と首都高速道路の割引後料金」

アクアライン割引

アクアライン割引

この割引は、東京湾アクアライン(浮島IC~木更津金田ICまで)をETC無線通信で通行するだけで割引されるというシンプルな割引です。

割引料金は以下のようになりますが、ETCを搭載しているのといないのでは、料金がかなり変わりますので、ETCでの通行をおすすめします。

通常料金ETC車割引料金
軽自動車2,470円640円
普通車3,090円800円
中型車3,700円960円
大型車5,090円1,320円
特大車8,490円2,200円

また、海ほたるPAでは木更津金田IC→海ほたるPA→木更津金田ICというふうに「Uターン通行」が利用でき、その走行に関しても割引の対象になります。

表の金額は片道とUターン共通の金額になりますので、ドライブがてらアクアラインを通りたいときや、海ほたるPAに行きたいだけのときは、とても助かる割引です。

アクアライン割引が適用される走行は、平日朝夕割引の対象外になります。

障害者割引や休日割引・深夜割引なども重複せず、最も割引額が大きいものが適用されます。ただし、大口・多頻度割引やETCマイレージサービスの還元は重複されます。

関越特別区間(水上~湯沢間)のETC料金

関越特別区間(水上~湯沢間)のETC料金

関越特別区間(水上~湯沢間)において、平成26年4月1日~平成36年3月31日までを予定して行われている割引です。

通常はこの区間は、1kmあたり39.36円として設定されていますが、ETC無線通信で走行すると1kmあたり24.6円になります。水上IC~湯沢IC間のみの適用となります。

割引額の例

水上IC~湯沢ICまで走行したとき

普通車の場合、通常1,270円のところ850円に割引されます。

前橋IC~長岡ICまで走行したとき

普通車の場合、通常4,240円のところ3,860円に割引されます。(前橋IC~水上IC間、湯沢IC~長岡IC間は割引されず、水上IC~湯沢IC間のみの割引になります)

ETC割引に関する注意点

ETC割引に関する注意点

割引の併用について知っておきたいこと

休日割引と併用できるものは、ETCマイレージサービスの還元額と大口・多頻度割引です。

以前は「ハイカ・前払」残高管理サービスも併用できていましたが、平成28年3月31日(木)にサービス終了しています。

  • 休日割引・深夜割引・アクアライン割引と平日朝夕割引は重複しません。
  • 割引条件を複数満たす場合は、最も割引率の高いもののみ適用

場合によっては休日割引と深夜割引、休日割引と障害者割引といったふうに、一度の走行で複数の割引条件を満たすこともあると思います。

割引の種類によって一部併用できるものもありますが、基本的には割引は重複しないと考えておきましょう。

そういう場合は条件を満たした割引のうち、最も割引率の高いものが適用されます。

重複して適用されることはありませんので、無理に両方満たす意味はありません。割引率の高い方の条件を満たすように走りましょう。

割引の対象日は変更されることも

ゴールデンウィークやお盆・正月といった長期休暇の場合、渋滞を避けるためにETC割引の日が変更になる場合があります。

例えば、最も人が多くなるであろう土日・祝日の休日割引が、直近の平日に変更になるといった具合です。

この場合、土日・祝日に高速道路をETC利用しても、休日割引は適用されないということがありますので注意が必要です。

こういった情報は自分から自主的に調べないと分からないことが多いです。道路事業者が高速道路利用者に伝える手段が少ないからです。

高速道路を利用する予定があるなら、事前に利用する道路事業者のホームページをチェックしたり、ツイッターをフォローするなどして情報を確認しましょう。

ETC割引の割引額は大きいので、知らずに割引されてなかったらもったいないですからね。

まとめ

深夜割引や平日朝夕割引などは、地方に住んでいる人でも恩恵がありますが、アクアライン割引や外環道迂回利用割引は、あまり縁がないものになります。

ですが、こういうものがあると知っておくことで役に立つことがあるかもしれません。

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複雑なものもありますが、中には大幅に割引の恩恵を受けられるものもあります。しっかり勉強して有効利用していきましょう。

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